名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

新次元ゲイム ネプテューヌVIIR

四女神オンライン CYBER DIMENSION NEPTUNEに続き、PS4で購入したNeptuniaゲームの2本目です。そもそもこのシリーズに初めて触れたのはsteam版なので……

四女神オンラインでの失望は、書き切れないくらいあります。その代わり、ストーリーは概ね好みでした。このくらいの方がユルい世界感に見合っている気がするからです。

今回のネプテューヌVIIRは、VII無印のsteam版が未見だったこととPSVRのインタラクティブが含まれることから、購入を決定しました。steam版は海外DL専門店のセールで何度か購入できる機会があったのですが、先送りしている間についに“おま国”されてしまって購入できなくなっていたのでした。

VIIRを語る上でのポイントは3つ:

 ・面倒くさいコマンド選択(UIの問題)
 ・ストーリーの好みと傾向
 ・ざんねんなVR

 ・余談は、ぱんつの話ほか


さて、まずは……、ミドルウェアを使っているだけあって、これまでより洗練された印象を与えるインターフェースにちょっと感心いたしました。ところが遊んでみると、(改修点の)戦闘コマンドのボタン押しが面倒くさい。特に手番終了時。いちいちポチポチしていかないといけません。

Configで「ディフェンススキル使用確認UI表示」を無効にすれば、ボタンを押す回数が若干減りますが、それでもAPとACPの付いた装備が本編クリア後に充実してくるとディフェンスのコンボを3つ選べる者がいて、面倒くささの手間は大して減りません。

さらに、この手のインターフェースには、したい事をする為のアプローチに複数の手法があって欲しいところですが、(期待を裏切って予想通り、)ひとつのアプローチしか採用されていません。具体例をあげるなら、ユニちゃん普段使いのヴィンテージライフルと、たった今ゲットしたヴィンテージライフルとではどのくらい性能が違うのかを比較した画面から、そのまま不要なライフルを即座に換金できれば理想的です。実際には、装備の比較画面と、換金の画面は別々であって、互いに行き来できるようにはなっていません。Civilization IVのように、画面を渡り歩けるようなUIが理想と申せましょう。

ストーリーは……まぁ、私の好きなタイプではありませんでしたね。似たようなジャンルで垣間見られる、精神障害めいたものがテーマ並みの重み付けでもって扱われていました。敢えて今風に言うなら、ビョーキをこじらせちゃった人のおはなし、なんですね。それで主人公達のグループが看病して社会復帰させてやる、と。こうしたビョーキは恋愛といった軽いものではありえず、ジャンルに似合わず辛気くさいものが一般的です。

異世界設定とヒロイン設定は、厨二だったり、戯画化されていたり、とおよそ感情移入のし難いもので、私が大好物の海外ドラマのようなモチーフとは180度違います。そんなわけで、いくら懇々と場面状況を説明されても、ヒロインの苦悩を素直に納得できないし、カタルシスなんかは得られないわけです。

天王星うずめはネプテューヌより先輩のゲームハードでしたが、黒歴史化され封印された怨念が零次元と心次元にわだかまっており、ネプ子さんとギアちゃんが偶然転送された事件をきっかけに、超次元を侵食ないしは融合する企みが露見する、という展開でした。

うずめが二人いるところからして、ジキル博士とハイド氏の古典的な関係ですし。ヲタ的にも、本物(正義)VS黒(邪悪)みたいな構図で、飲み込みやすいキャラ立てなのでしょう。

後に登場する暗黒星くろめは常にネガティブな感情を吸い込んで成り立っているという設定から陰鬱とした描かれ方で、これを現代に当てはめるなら、過度のストレスや社会に対する鬱憤で爆発しそうな危険人物(負け犬)そのものです。敢えて、それを萌えっぽく戯画化しているのでしょうね。

シリーズ主人公である四女神を取り込んで、彼女らの妹を攻撃させようとする様は、萌え系にもかかわらず、ハードに「殺す」という言葉が飛び交って、ふと冷静になればけっこうコワイ描写に違いありません。

友情というものの表面的な扱いと萌えの日常を紙芝居で見せられていると、やや幼稚な雰囲気が漂う三文ドラマでしかないのですが(※)、その中における、この異形とも言える病的な執念だけは非常に浮いてしまっています。だから、私はこの種のストーリーに違和感を覚えて好きになれないのだと思います。

※決して貶めようという意図ではございませんので、どうぞご了承を。私もこのシリーズに愛着がありますし、萌えの良さは理解しているつもりです。

決着は厨二っぽい説得力で語られる為、「あぁそういうものなんだ」としか合点がいかず、分岐せずにハッピーエンドにしかならないエンディングでも、「まぁアリかな、うん良かったね」とは思えました。

くろめというキャラを用意しつつ、実は精神障害っぽいことを物語の主要に据える、そういう手法なんだ、と気が付けたことが収穫でした。思い返せば、神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V CENTURYに登場するキセイジョウ・レイにもそんなところが感じられます。もしストレートに語ってしまったなら、いじめられっ子が悪霊の力で復讐する映画……みたいなノリと同じになってしまうことでしょう。それを萌えの文脈でハードに見せていくのが、このシリーズの醍醐味というか通例というわけなんですね。

                ◆

もうひとつの目玉であるVRについても触れておきます。端的に言えばガッカリ……ですな。

サマレ、ミク、DOAX3と体験している購買層に対して、このVIIRでは訴求力があるとは思えません。

まずポリゴンキャラクターの作りが至って悪い。VRのインタラクティブ性も積極的に活用されていません。体験時間も短い。

シェーダはトゥーンっぽい輪郭線が無く、セルフシャドウがありません。そのせいもあって、アニメから抜け出てきた感をあんまり受けないのです。

キャラクターの肌色の影部分(濃い肌色)はテクスチャ焼き込み。手指の隙間から見える濃い肌色は気になります。

口パクはシェイプをモーフさせているようですが、形状の補完がなく滑らかには喋りません(カクカクしています)。目パチもカクカクしていて、こちらはテクスチャのアニメーションみたいにすら見えます。

肩関節から想像すると、大ネプをベースとした骨格で全キャラクター共通に作られているらしく、ブランのなで肩は特に気になります(大ネプはパーカーの襟で肩が隠れているので、構造なりウェイトなりが特殊な為でしょう)。

大ネプが一番見栄えに優れており、残りの四女神はどれもイマイチで、可愛いとは残念ながら形容しにくい出来です。

ブランだけ、いつもの衣装がやけに簡素です。手の演技が隠れてしまう(ポリゴンが互いに埋まってしまう)大きな袖口や袖元の羽根飾りが敬遠された結果なのかな? とはいえ、部屋に来てくれた感じが初々しくて一番好感を持てたのもブラン“ちゃん”なのでした。他方、ノワールの退屈な長話には「さすがぼっち」の長所がいかんなく発揮されていました。

VRとしての解像度は悪く、一番最初のサマレ(ひかりちゃん)のようなジャギまみれです。なお、サマレはアリソン編の頃にアップデートされ、現在の解像度はミクやDOAX3に引けを取らないものになっています。

VRはやはりオマケ程度の代物でしかないようです。もっと気合いの入ったネプニケーションを期待しておりましたが。

                ◆

ゲーム本編の余談を少し。ノワールがコスプレで意図せず“みせぱん”をチラつかせてしまい、別のシェアを稼いだという小話が出てきますが、実はダンジョンでも今回ノワパンが一番チラチラしてます。ギアちゃんはジャンプしてもおへそが見えなくなってますし、ユニちゃんもジャンプでスカートがめくれ上がらなくなり、慌てて押さえる(可愛らしかった)動作が無くなりました――ところが、今回から銃でぶっ叩く代わりにハイキックをするものですから、前から丸見えに! 候補生と対照にブラン“ちゃん”のスカートがジャンプでめくれ上がるようになっていました。

前衛メンバー4人が揃ってフィールドに列んで移動する様子はステキですね~。揃ってジャンプすると「カンガルーのように」「ワラビーのように」「うさぎさんのように」。戦闘開始で一番手のキャラが一言喋るのですが、ノワールさんのドヤっぷりが目立ちました。「まず行動! 人生の基本ルールね」と、アタシできるオンナなのアピールがスゴイです。

ネプステーションのネプクイズは難しかったです。今回は、全身が描かれた立ち絵をライブラリーで見ることが出来まして、それを意識したと思しき出題があります。普段は目に出来なかった足元がどうなっているかには即答できませんでした。いやまぁ、ポリゴンキャラクターでなら確認できてますけれども。つなこ絵を見ることに意義があるんですわ。

ディスク・メイキング・システム。これも過去何度か攻略情報を頼りに(英語版の時)神ゲーを作ったはずなんですが、まるで覚えておらず、自力ではひとつも認定に足るゲームを作れませんでした。せめて、惜しい!とかヒントとか提示して貰わないと、正答が狭すぎて自力では無理ですね。

そして、ネプランカー。いやぁ難しい! 平時ですらジャンプに妙な遅延処理があるせいで、ベールさん編の「黄金の頂」で届かない箇所があって難儀したというのに。ジャンピングスターを取ってからは飛距離・高さ供に問題無くとも、タイミングを測る際に難あり。

それとは別に、シンボリック・アタックの奇襲の間合いやヒット範囲がとても分かりづらく、「気付かれずに5回連続で攻撃する」のクリアが無理でした。奇襲で空振りすると気が付かれますし、奇襲のつもりが頭突きになってしまうと、これも気付かれた扱いで全く成功できません(v1.02になって途中経過がアナウンスされて、ようやく失敗の原因が飲み込めるようになりました)。ホワイトオーブを手に入れるまでは成功率を高めることがてんで不可能でした(敵が無視状態で武器を振り回すと、ヒットする箇所がやたら狭いのが分かります)。リバース・シリーズではこんな感じじゃなかったと思うのですが。

それでネプランカーですが、自力では攻略不能でした。Youtubeやニコ動でジャンプする場所や要領を理解した上で、ようやく取っ掛かりを得られましたよ。スペランカーのク○振りを忠実に真似したのか、アクションゲームの基本を押さえることが出来ない有様をママ悪用したのか、なんとも判断しにくいところです。VIIでの攻略動画を見て分かったのですが、ネプランカーに関してだけ「おしえていーすん!」がごっそり削除されているのですね。
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[ 2017/09/02 00:00 ] 美少女ゲーム | TB(-) | CM(0)
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