ゲームギミック

Aliens: Isolationはステルスと探索をモチーフにした一人称視点のゲームである。そのギミックを整理して述べてみよう。

1)ステルス

プレイヤーは、巡回している敵を出し抜いて「目的」を果たせねばならない。フロア上には障害物として「敵」が複数配置されている。敵の視界に入らないことや、障害物で視線を遮ることが有効な手段となる。ロッカーなどの収納スペースの中に隠れてやり過ごすこともできる。敵は物音を聞きつけてやってくるので、この習性を利用したアイテムを使うこともできる。複数の敵を一度に相手にすると非常に不利となる。

敵の種類

敵には長所と短所が設定されており、終盤になるほど倒しにくい相手が登場する。難易度が高いほど、プレイヤーキャラクターの被るダメージが高めに設定されていると思われる。

銃を持った人間:遠距離から射撃してくるものの、各種アイテムによる攪乱と武器が有効で、殴り倒すこともできる。

アンドロイド:アンドロイドは走らないので、戦闘を避けて逃げ回ることができる。各種アイテムによる攪乱も有効。スタンバトンやEMP爆弾で一時的に麻痺させた後は確実に殴り倒せる。普通に殴り倒す場合には、スイングが受け止められてしまうので、若干の体力消費を余儀なくされる。外見は一瞥してアンドロイドと分かる顔をしており、アッシュのような風貌はしていない。ゲーム中では、制御元のAPOLOにより人間を襲うように行動原理が改変されたという設定。

防磁を施したアンドロイド:前述のアンドロイドがビニール地のジャンプスーツを着たような外見をしている。しぶとく、一撃では倒せない。各種アイテムによる攪乱を使いつつ、戦闘を回避した方が好ましい。

エイリアン:襲われたら即ゲームオーバー。倒すことは出来ない。火炎放射器を適切な距離から短く数度浴びせれば一時的に追い払うことができる。前述の敵らと異なり、天井に開いたダクトからの不意打ちがある(滴っている涎で識別可能)。執拗に追い回してくるので、できる限り避けることを第一とし、それが無理な場合に火炎放射器を使うことになる。攪乱アイテムはエイリアンに対してはほぼ無意味。ダメージを受け付けず、銃器は通用しない。なお、鳥脚・尻尾のデザインから、外見は『エイリアン4』に登場する個体に近いようだ。

2)探索

プレイヤーは、先へ進むための手段を発見しなければならない。これが「目的」となる。

目的の種類

電源の復旧:扉を開いたり、順を追って各種装置を動作させたりする際、大抵最初に必要とされる。

キーアイテムの発見:キーカードやイオン・トーチなど。閉ざされている扉を開く為に必要とされる。

特定装置の起動:端末にてユーティリティーソフトを起動することや、暗号解除などが要求される。

迂回路の発見:前述の目的を内包しつつ、新たな道筋を探り当てることが要求される。壁面のダクトをくぐり抜けたり、頭上の梯子を上ったり。

その他、ゲーム中の演出に応じて設定されている。エイリアンを囲い込む為に、まず周辺を閉鎖してから、アマンダが最後に脱出する、など。

3)装具

プレイヤーが活用できる便利な装具には以下の種類がある。常に装備しておける基本的なものと、携行している中から持ち替えて使う「道具」に大別できる。

基本装備

通信ユニット:プレイヤーキャラクターへの交信は、この通信装置を介して行われている。劇中のノストロモ号乗員が身に着けていたヘッドセットと同じ形態をしている。

特殊レンチ(メンテナンス・ジャック):自動扉の開閉を停止させている装置を解除する際や、電源装置の起動/停止の際に必要となる。殴る際の武器としても利用されているようだ。映画では登場していない。

フラッシュライト:光源が無い場合に懐中電灯として機能する。使用の度に電池を消耗する。電池交換は使用キー(またはボタン)の長押しで行う。

トラッキング装置:映画にも登場している有名なデバイス。形状は映画2作目のものに近く、小型化されている。本ゲームでは、エイリアンを含む前述の「敵」の動きと位置をおおよそ知ることができる。自身から見て前後左右の位置関係は識別できるものの、上下の高低差までは判別できない。正面の約90度ほどの扇形の範囲が方眼で詳しく図示される。移動している物体の表示中には音を発するため、むやみに使用していると、敵に気取られる可能性がある。さらにゲームならではの機能として、現在果たすべき「目的」の位置が外枠に表示される。

暗号解除チューナー:映画では登場していない。本ゲームではミニゲームの役割を担う。失敗しても単に時間が浪費されるだけで特にペナルティはない。その代わり、ミニゲーム中であっても一時停止されないことから、暗号解除中に敵に襲われる心配が増える。

持ち替え可能な道具
 各種銃器、スタンバトン、各種爆弾(攪乱・致傷目的)、メディパック(体力回復)

火炎放射器は映画でお馴染みのデザイン。スタンバトンも劇中でブレットが急造したデザインに倣っている。メディパックの形態は映画『プロメテウス』でショウ博士が使用していた麻酔注射に似ている。

拾えるアイテム:銃器の弾丸か、フラッシュライトの電池、スタンバトンのバッテリー、さもなければ、爆弾もしくはメディパックを組み立てる為の部品。組み立て後の爆弾は手投げ式の形態になる。銃器自体は組み立て式ではない。

各種銃器(火炎放射器含む):銃器本体を見つけると使用可能となる。火炎放射器にも銃弾に相当する燃料ボンベが必要で、使う度に消費する。

設計図:特定の道具を初めて組み立てる際に必要とされる青写真のこと。携行している道具の設計図を見つけると、その道具を上位版にすることができる。

地図、ログ:プレイヤーはゲームを一時停止して、フロアプランや各種ログを調べることができる。地図には「目的」となる場所の位置も図示される。ログの種類には端末で引いた日誌(映像・音声記録も含む)や資料、行方不明者のIDタグがある。ログには4桁の暗証番号が記録されていることもある(目的を果たすために必須)。IDタグは、いわゆるやりこみ要素であり、全て集めると実績解除となる。

宇宙服:船外活動が必要な場合、場面の演出によって自動的に着用されている。デザインは映画に登場したものと同じ、ジャン・ジロー(メビウス)風。
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Author:英二鹿
I'm a vintage dreamer.
自称洋ゲー評論家…の
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