名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

βテストあれこれ

『ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア(以下FFXIV)』と『ドラゴンクエストX(以下DQX)』が現在βテスト中です。奇しくも両タイトルが属すのは今や同じ会社。FFXIVはまだクローズドですが、現行フェーズの応募者は、たぶんほぼ参加可能でテスターも多くなってきていることでしょう。DQXは実質オープン状態で、ベンチマークソフトから即応募可能です。

FFXIVに関しては守秘義務が緩和されたことを受けて、いろいろ書けます。DQXの方はWindowsプラットフォームでのベータテストが開始されたばかりでまだ制限があり、このテストでの詳しいことは書けません。とはいえ、先行プラットフォームでサービスイン中なのですから、全般に関する感想ならば守秘には当たらないことでしょう。

さて、FFXIVについては既にいろいろ囁かれている通り、その魅力には疑問符がつきまといます。実際にテストに参加して一連のクエストを複数のクラス/ジョブで体験したわけなのですが、かくいう私も、目新しさや、何よりも楽しさを感じられなかったクチなのです。

現時点ではコンテンツ・ファインダーという機能が未実装でして、パーティ・メンバーを募るには全体チャットで原始的に呼びかけて募集する必要が生じます。そして、パーティでの攻略が必須となるのが15レベル。このレベル帯でようやっとMMO(マッシブ・マルチプレイヤー・オンライン)らしくなるのです。それ以前は延々ソロプレイを強要されるかのような案配です。もちろん複数人でもプレイ可能ではありますが、メインクエストは一人だけでこなさなくてはいけないのですから、ソロプレイ前提なのだと言えるでしょう。

15レベルに成長したプレイヤーキャラクター達によるMMOらしいソーシャル面はそれなりにやり甲斐もあって、数回ダンジョンにもぐることで、相応のレベル成長やアイテム入手が楽しめました。しかし、これを除いてしまうと、15レベル以前のソロ寄りのプレイ体験は、要する時間も含めて、なんとも冗長すぎるように感じます。要領よくこなせば、半日くらいで済みそうな内容ではあるのですが、それでもパーティを組む動機付けが早く来ないものか、と幾度も思ってしまいました。

その上、FFXIVではゲームシステム面がやたらと複雑に出来ています。これが著しい害悪でもありましょう。デジョンとテレポのように、同様の機能に制限を付して細分化させた割りには、使い勝手も宜しくなく、初心者にとっては、むしろ非効率な理屈に戸惑う原因でしかありません。私はFFシリーズはXIも含めて全くプレイしたことがないので、私の感覚はまさしく初心者の、少なくともその1人の、視点ではあるのです。

さらに、クエスト目的地と自身の現在地とを相関させて地図上で理解させる機能が、どういうわけか恐ろしく弱い。屋内は複雑に枝分かれし、その行く先は四方に(別画面の地図へと)連なるのですが、目的地まで一括した経路が明示されないのです。地勢の高低を利用した建築物やダンジョンやキャンプがあることも一因で、地図を頼りにした者でも、最初はまごついてしまうことでしょう。半透明の地図を開いたまま移動するくらいしか、経路を容易く理解する方法はありません。

こうした微に入り細に入ったオーバーヘッドな仕組みは、果たして本質的に是なのか素人ながらに考えてしまいます。統一・簡略化から始まって、分かりやすさや利便性の要求に応じて細分化したのであれば、たぶん違うものになるのでは?

そうした煩雑さからくる弊害は、DQXを体験すると俄然はっきりと感じられてしまうのです。DQXはシンプルこのうえなく、それでもMMOらしいソーシャルな楽しさは同じくらい保たれていることがすぐに分かります。MMOタイトルはパーティを組みやすいクエストや動機が何よりも先決でしょう。そしてなにより、ゲームシステムは活用されるべき仕組みとして、しっかりと従でなければ。FFXIVのように理屈を主張する余り、そぐわないようでは困りものです。15レベルまでのソロプレイに比肩して、DQXにも序盤にチュートリアル的なソロプレイが用意されており、初心者への配慮というアプローチは似通っており、好対照です。

今回の各ベータにおけるプレイフィールは両極端にあって、なかなか興味深いものを感じました。ところで、私の第一印象が(FFXIVの後で)良かったDQXにも、方々のレビューによれば、また別の暗部が内在しているようですね。この辺りは、多大な時間を費やしてプレイすると露見してくるもののようです。MMO RPGという主題には、そうした厄介な問題がついて回るようで…。導入部も大事ですが、エンドゲームコンテンツ周りも大変ですね。例えば、(厳密にはMMOではありませんが、)私も一時期かなり没頭してプレイしていたドラゴンズドグマ:ダークアリズンのエンドゲームコンテンツ(黒呪島)に対しては、とても一言では表せない残念な思いが渦巻いています。


まとめ:

・FFXIVはゲームシステムが過剰ではないか?
・MMOらしさが出るのは15レベルから
・ゆえに、ソロプレイが冗長すぎるのでは?
・対して、DQXはMMOらしさをシンプルな中に体現している
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[ 2013/06/25 21:02 ] MMO | TB(-) | CM(0)
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