ここまでの反省会 - Mass Effect 3

・FFと改題した方がよさそうです
・ステージの工夫が乏しくなってはいないでしょうか?
・ニンジャ!?
・カットシーン!!!

Bioware、またやっちゃったね。B級テイストも想像以上に濃ゆい…。個人的にサイバー・ニンジャは容認できないです、Batmanを目指してるならともかく。

ニンジャ嫌い

件のニンジャさんが近接の間合いに入って仕掛けてくる太刀モーション時には、こちらの格闘武器入力が受け付けされないようです。となると、避けるなら早めに回避。もしくは先に一撃を与えたければ、相手のモーションが始まる以前に打鍵しておくしかないでしょう。カウンターがシステム的に可能なのかどうか、気になるところです。

単調なステージ

高低の工夫が序盤の火星ステージで見られたものの、戦術としてはほとんど活用されていませんでした。単調さの極みは、なんといっても、ゲスのレギオンに連れられてサイバーネットワークを無力化するステージでしょう。銃撃戦主体のゲームに、なんでこんなつまらないステージを持ち込んできたのか、理解に苦しみます。

メインストーリーだけを進めているとよく分かりますが、同じ惑星で3つもの事件が起きます。これはまるで、「横着なプレイヤーさんは、ノルマンディ号を動かすことすらおっくうだろうから、その必要が無いようにしておいたよ」と言われているみたいですね。

対空砲台を無力化するステージでは、2人しか居ない部下の内一人を砲台のセキュリティー解除に当たらせ、プレイヤーは残った部下一名と共にその作業が妨害されないよう敵を排除します。部下が一名減ったことによって難易度が上昇するわけなのですが、これは本来のゲーム性から見てどうなのでしょう? リソースが使えないという制限を課す方式では、3名からなる小隊の動かし方の妙味や、部下の能力の使い出をプレイヤーに堪能して貰うチャンスを限定することになります。結果的につまらなくなりませんかね。しかも、実はステージには銃座が据えられていたりして、これを使うと1人の部下も必要なかったりします。

カットシーン…

掴みはOKだとしましょう。でも、その後もずっとこれが続くようですと、BiowareのRPGってこんなに自動的なゲームでしたっけ? と、聞きたい気分で一杯ですね。

『七人の侍』のようにメンバーが一人また一人とその身を犠牲にしていく展開が続きます。そこでカットシーンが効果的に多用されるわけですが、あまりに依存しすぎではないでしょうか。話が進むにつれて、場面ごとのクライマックスにかかわれる度合いが減っていくようにすら見えます。この有様ではゲーム性としてどうでしょうか? QTEの方がまだマシじゃありませんかね。

国産の某FFは“カットシーンのゲーム”として認識されていると思いますが、Mass Effect 3も蓋を開けてみればその部類でしかないわけで。「カットシーンを映画のように作ったからプレイヤーは見ているだけで楽しめるよ!」になってしまうと、これまでのBiowareが培ってきたはずのRPGの立場は? もうお客が期待しなくなるでしょうね。販売戦略上、非常に不味かろうに。

せめて前作ME2程度にはプレイヤーが介入できる余地を残しておくべきだったかと思います。

演出のあざとさ

顕著な例はシェパードの夢でしょう。主人公は、冒頭場面のリーパーによる地球侵略時に助けられなかった少年の夢を見ては飛び起きます。これが映画であるなら、きっと必要なシーンに数えられることでしょう。しかし、ゲーム演出からすると過剰気味に映ります。方法論で言えば、あくまでプレイヤーの体験から悲壮感が滲み出てくる形式としてお膳立てされるべきでしょう。そのものズバリを見せてあげればよい、という単純な考えでは困ります。劇中にこの夢が幾度となく挿入されると、かなりクドいですし。プレイヤーからすると、逆にしらけてしまいます。

訓戒の啓示

大手がこの種の迷作を披露する度に、似たような論調で繰り返しコラムニストがゲームの在り方を諭さなければなりませんが、いずれにせよ大手パブリッシャや傀儡の(もしくは子飼いに成り下がった)開発陣は何も学ぼうとしないようです。何を恐れてか、提灯ライターはこぞって満点を付けますし、マスマーケットでもそこそこの数字で売れてしまうようですし。

そうなると、Day one DLCも含めての現在進行形の騒動は貴重な通過儀礼だと思えてきます。ゲームシステムの簡略化を許すモードやカットシーンの過剰演出は、普段ゲームに馴染みの無い層にもアピールする為の作戦とも解釈できます。そうしたゲームには、莫迦にしたような意味合いで使える『大衆迎合』という言葉がピッタリではないでしょうか。RPGの『カジュアル化』がこれだとすると、なんとも皮肉な現象ですね。

「映画もどきのゲームが大売れ」では、プレイヤーはもちろん、開発者、ひいてはゲームに携わる者が誰も幸せにならないと思います。株主や投資家を一時的に喜ばせるだけでは、将来的に見てもよくないでしょう。
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テーマ : 新作ゲーム
ジャンル : ゲーム

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