続篇のでないエピソード1

Blade Kittenは、横スクロールの、ヌルいカジュアルゲーム。ライフは自動回復、任意アップグレードで総量を増加可能。武器強化可能。ヘタレの私にはピッタリだ。


To be continuedの文字が哀しい。

日本製アニメで育った人なら、このキャラクター造形はイマイチだと感じるだろう。2Dは絵柄がコロコロ変わる上に、画がそもそも下手クソだし、3Dモデルは顔や表情の作り込みが粗くて泥臭い。とはいえ、足が長すぎる点を除けば、モーションはネコ耳娘らしく可愛らしい仕草をする。縁から下をのぞき込む仕草や、尻尾の妙な動きが面白い。

宇宙を股にかける賞金稼ぎのネコ耳娘(ダーティペアを連想させる)が、ライバルの金髪娘にブレイカーキー(賞金稼ぎのライセンス)を奪われてしまって、さぁたいへん。急いで追いかけなくちゃ。…というのがあらすじ。序盤は他愛ないが、物語は軽妙なテンポで、時にシリアスなムードにまで発展する。


80年代アニメを彷彿とさせる二足メカが出てくる。三味線調のメインテーマも、日本を意識してのことなのだろうか?

最近の横スクロールは、とにかく豪勢だ。3Dポリゴンでステージが出来ており、物理エンジンまで実装されている。例えば、Trineも同様の作りで、物理パズルを特徴にした良くできたカジュアルゲームだった。Blade Kittenは、Trineほど特化してはおらず、もっと“くだけた”作りになっている。

壁や天井にぶらさがったり、ブレイド(武器)を飛ばして攻撃したり、スライディングで敵を蹴散らしたり。二段ジャンプも出来る。異星生物のダチョウもどきに騎乗したり、ペットに機械装置を壊させたり。かなり多彩なことはやってくれる。ステージもそれなりに個性が用意されていて、数も必要十分といったところだろう。

ステージに浮いているお金をゲットして、武器をアップグレードしたり、ライフやスタミナを増やしたり、コスチュームを買ったりできる。やり込み要素は、こうした購入アイテムや、隠しアイテム(宝箱など)の発見、クリアタイムのレコード更新など。

操作には、Xbox360コントローラが利用できる。汎用のゲームパッドに対応しているので、Xbox360コントローラである必要はない。ボタン割り付けを自由に行えるが、画面に表示されるボタンのアイコンが分かりやすく連動するわけではないので、どのアクションがどのボタンだったかは、自分で把握しておく必要がある。私は、よく忘れてしまって、その都度割り付け画面で確認する始末だった。一応、キーボードとマウスでも操作はできる。

steam Achievementに対応しているが、私は年末セール以前にGamersGateで購入してしまったので、実績解除の楽しみは無かった。


ダレまくる最終ボス面。

全般的に、そこそこ面白くプレイできたのではあるが…、最終ステージだけはダレてしまった。それ以前とボスの攻略法が異なっており、しかもミスを減らして同じことを繰り返す必要がある。一番下の地面に触れると、いくらライフが残っていても即ゲームオーバー。第一、攻撃を決める方法が説明だけでは良く飲み込めず、YouTubeのお世話になった。倒し方を理解した後も、機械的な作業効率が如実になりすぎて、実際つまらなかった。もっとヌルくたって、全然問題なかったはずだ。

なお、Blade Kittenはシリーズ化するはずのタイトルで、現在購入可能なのはエピソード1のみ。いかにも「続篇に乞うご期待!」という終わり方をするが、続篇が実現化する見込みは薄い。オーストラリア随一を誇ったKrome Studiosが大規模な人員削減をした後に、昨年10月半ばに事実上閉鎖してしまったからだ(関連Forumやホームページは、まだ維持されている)。
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