名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

紹介: Guardians of Graxia

できるだけ簡単に紹介してみよう。Guardians of Graxiaはターン制ストラテジーだ。ただし、カードゲームの要素が加えてある。ボード(マップ)は「地形タイル」と呼ばれる長方形のカードが、煉瓦のように互い違いに並べて構成され、六角形のヘクスと同じ作りになっている。

設定では、Graxia(グラクシィア)は浮遊大陸で覆われた惑星だ。並べられた地形タイルは浮かぶ陸を表す。空中高く浮かぶ陸地同士の往来はどうなっているかと言えば、それを担うのが「ガーディアン」と呼ばれる存在で、世界に6人しかいない。彼らは「ポータル」で空間を連結することで、軍隊の移動などを行っている。

Guardians of Graxiaには、キャンペーン・シナリオとスカーミッシュだけが付属する。ランダム・ジェネレートマップは次のエキスパンションまで待たねばならない。なお、残念ながら、対人戦ができるマルチプレイは用意されていない。

キャンペーン・シナリオでは、4人いるガーディアンの内、ドラクナル・トゥルーブラッドになって5本(実は6本)のシナリオを攻略する。利用できるユニットは主に人間とセレスリア人で、デッキから引いて使うことができる。シナリオが進み、イベントの正しい選択肢を選ぶと味方になる種族もいる。ブラッド・クルセイダーは、あるイベントを経ると強化型へとアップグレードできる。

キャンペーンの面白いところは、ストーリーだ。名誉を守る漢(おとこ)ドラクナルは、困っているセレスリア人を救う為に一肌脱ぐが、それが自分の領土をも巻き込む戦争に発展してしまう。一方、スカーミッシュには連続する物語性が無い代わりに、多様な範囲のシナリオ(本体4本+Map Pack10本)を手軽に遊ぶことが出来る。ドラゴンから、ジャイアント、オーク、ボーンシャドウ(アンデッド系)、ティンバーリングまで豊富なユニットを体験することが可能だ。

勝利条件は2種類。「ガーディアン勝利」を達成できたなら、貴方はストラテジーに強い人だという証明になる。それくらい条件はシビアだ。特に終了ターン数が限られていることが、達成を困難にしている。

ターンはラウンドで構成され、プレイヤーとCPUが交互に攻撃側と防御側を終了してターンを進める。ラウンド中に2回、カードをドローするフェイズがあり、一回目はフリー、二回目はマナで購入する。支払いが「マナ」ということで、Magic: The Gatheringを連想されると思うが、カードバトルの形式は全く似ていない。土地からマナを回収するという発想が共通なだけだ。

カードには、ストラテジーの戦闘処理に加味できる“戦力”と、ボード上のユニットに働きかける“例外ルール”の役割がある。これらを上手く使って、自軍を有利にするわけだ。ただし、手札のカードは(ボードに出していないユニットカードも合わせて)12枚までと決まっている。更に、カードを行使(=プレイ)する際には、マナの支払いが生じる。ゆえに、自分が保持しているマナの量をよく把握しておかないといけない。このバランス感覚が難しいところだ。マナの量はターン毎に再計算される。

前述のように、土地がマナを生む。だが、その量は「地形タイル」の種類によって異なっている。例えば、「都市」は7マナを産出する。当然、そこを抑えた方が有利になる(大抵は勝利条件に含まれている)。味方ユニットが通ったタイルは、制圧済となって、産出マナを獲得する権利が得られる。ところが、制圧済タイルを敵が通れば、その権利はひっくり返ってしまう。

したがって、制圧済タイルを広げることが、カードの「プレイ」を有利に運ぶわけである。マナが多ければ、カードに関する支払いに余裕ができるからだ。面白いことに、キャンペーンには、この「縄張り」を拡張する過程にオマケが付く。特定のタイルを制圧すると、イベントが発生するのだ。実際には、なかなか発見できないこともあるが、面白い趣向なので、是非イベントの全クリアを目指してみてほしい。

他に付け加えておくべき特徴は、「支援」と「犠牲フェイズ」だろう。「支援」は敵を攻撃する際に、隣接した味方ユニットがいると攻撃力(バトル値)が加算され、戦闘処理が有利になるという仕組みだ。通常の支援は+3だが、ボーナスのつくユニットもある。

「犠牲フェイズ」は、手札のカード(ユニットカードを除く)を犠牲にすることで、戦闘処理の「バトル値」を増やす行為だ。どのカードにも左下隅に、赤い水滴の「犠牲値」が載っている。犠牲というだけあって、カード本来の効能は無視されてしまう。その場しのぎに戦闘処理を有利に導くのか、それとも、温存しておいて、カード本来の効能で戦局を優勢にするのか…。これがGuardians of Graxiaの醍醐味であろう。手札は12枚までという制限も利いて、ここぞという時のカードの使い方が勝敗を決定づける場合も多い。

なお、デッキはシナリオ毎に固定となっており、プレイヤーが編集することはできない。これにより、難易度の極端なバラツキは抑えられるものの、リプレイ性は乏しくなっている。
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