2位ではだめなのですか?

FUELをsteamのセールで購入。ところが、珍事発生。アクティベーションに必要なシリアル・キーを、販売側が十分に確保していなかった。売り切れにしないで、買わせてくれたのは、ありがたい。けれども、プレイできるまで4、5日待ちぼうけだった。

さて、このゲーム、オフロードてんこ盛りのワイルドなドライビング・ゲームで、二輪のバイクからモンスタートラックまで、ありとあらゆるレースが体験できるのがウリ。ヘアピン以外は、ほとんどアクセル入れっぱなしでOKという感じだ。

弱点は、難易度調整がなく、1位を獲得しないと賞金”FUEL”が貰えない、という厳しめなところ。レースの多くは車種が限定されるので、その車種を持っていない場合、まず自腹購入しないとレースそのものが出来ない。



次のレースを念頭に置かずに、”FUEL”が余っているからと、(既に持っている車種の)ちょっと格上を購入してしまうと、簡単に”FUEL”欠(金欠)となってしまう。私も含めて、初心者はやりがちだと思うのだが、車を売るといった救済策は用意されていない。

1位入賞が難しかったり、”FUEL”が足りなくて車種を購入できない=新しいレースができないと、もうお手上げだ。2位や3位ではダメなのだ。

レースは、おおまかに”Career”と”Challenges”に分かれる。Careerは3~6個のコースから、Rookie→Expert→Legendとランクを高めて成り上がっていく方式。Challengesは、出された条件をクリアしつつ1位でフィニッシュを決めるというもので、3~8個程度が提示される。条件とは、Time Trail A2B, Checkpoint Attack, Circuit Races, Raid, Knock Outなど。ヘリと競争するFollow Copterは意外と楽しい。

70を超えるCareerイベントが用意されているそうだが、消化できなくなると空しい。なにせ、小分けに提供されていくレースが、いずれもクリア出来なくなった時点で、八方ふさがりなのだから。力量に見合った難易度で、滞りなく供給されていかないと、「楽しい」とは評価されないだろう。このゲームのメタスコアがあまり優れないのは、そのせいかもしれない。

同じCodemastersのドライビング・ゲームColin McRae: Dirt 2ならば、順位を問わず、「レースの完走」ただそれだけで、Experienceが蓄積されていく。走るだけでレベルが上昇し、アンロックが続くので、八方ふさがりとはならない。難易度もカジュアルからプロゲーマー向けまで豊富に用意されている。こうあるべきだ。



なお、CareerとChallengesは、”ゾーン”という区分に応じた”Camp”毎に用意されている。マップを見た限りでは、ゾーンは19個ある。Campがアンロックされると、別のゾーンに行くことができるので、アクセスできるレースが拡がる。全てはこの拡がり方次第だ。

オフロードの楽しさ

サーキットとは違う、ラフプレイが楽しい。谷間へグワァーと突っ込んでいくと、エクストリームな醍醐味がバツグンだ。ライバルカーから、ガツンと、ぶつけられることも、ままあるが。



Checkpoint Attackでは、チェックポイントさえ通れば、どんなショートカットをしようがかまわない。でも、実際には「走路」でない地面をタイヤが踏むと、速度が非常に減衰する。そして、CPUが操縦するライバル・カーがどこからともなく現れ、あっけなく抜き去っていく。

「走路」と見なされているらしい地面(例えば四つ辻の角や縁)を上手く利用すれば、タイムを縮めることができる。走ってみないことには見分けがつかないのだが…。うっかり崖を落下したり、水に没したりすると、タイムロスで、近い場所からリスポーンだ。

”Legend”ランクにもなると、わずかなミスで、すぐに順位が下がってしまう。Race Driver GRIDColin McRae: Dirt 2に搭載の、失敗直前まで時間を巻き戻せる”フラッシュバック”システムは無い。是非欲しいくらいなのだが。

ナビゲーション・システム”3D GPS”は必要不可欠だ。さもないと、コースと、コースではない道路との区別がつかない。3D GPS表示をうっかり消してしまった場合、カーブすべき場所を行きすぎてしまったりする。一方で、3D GPSに頼りすぎると、必ずしも有利なルートが示されない場面では、ライバル・カーに、いつのまにか抜かれていたりする。

箱庭の観光ツアー

レース以外には、”フリーライド”というモードがあり、舞台となる土地を隅から隅まで、好き勝手にドライブできる。14,000平方キロからなる衛星写真を元に作成された、というだけあって、土地の起伏はバラエティに富んでおり、天候の変化や日没は見応えがある。昼夜のサイクルがちょっと短い気がするが…。



実在する北米の地形なのに、廃屋やスクラップばかりで、どうして、ここまで荒廃しているのかというと、それは地球温暖化の影響で変容してしまった、別のアメリカという設定のため。

とはいえ、ただ目的も無く、ときおりトラックが往来するだけの無人地帯をあてどなく彷徨うのでは、いずれは飽きてしまうだろう。そこで、やり込み要素として、”Vista”という眺望ポイントの発見や、プレイヤーの車やドライバーをカスタムできるペイントやアイテムの回収が行える。他にも、マルチプレイヤー対戦や、コース作成という機能がある。

Vistaポイントは、近づいてみると湖上だったりと、水上アクセスができる車種があるらしい事を臭わせてくれる。そこへ到達できる手段が無い間は、ちょっとばかり迷惑だ。



コース作成はなかなか楽しい。適当にチェックポイントを置いていくだけで一丁上がり! 3D GPSが出るので、自分で走ってみると、無茶なコースでも、なかなかサマになっていたり…。自作コースでは、タイムトライアルしかできないのが不満だ。たぶん、マルチプレイ用という事なのだろう。

2chを覗くと、マルチプレイのフリーライドを利用したツーリングなんかも行われている。イマイチなゲームでも、プレイヤーに遊び方を開発してもらえると、その寿命は長くなるものだ。
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テーマ : PCゲー
ジャンル : ゲーム

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