名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

ミイラ取りがミイラに? ドラゴンスレイヤー

GamersGateのセールで購入したDivinity II - Ego Draconisをプレイしてみた。ドラゴンスレイヤーのアカデミーに所属したばかりの主人公が、入信の儀式を経て、竜狩りを教官から教わるという筋立てだ。初めは「これから竜狩りに行けるのか」とワクワクした。
 ※以下はネタバレだらけなので、知りたくない方はご用心! 去年リリースのタイトルだから、今更ネタバレも無いとは思うけれど。念のため。

最初の村Farglowの体験も新鮮だったし(Morganaの話し相手が見えるようになる!)、Broken Valeyの村もNPCのお喋りが楽しかった(内容が尽きてしまうまでは)。「スレイヤー!」と賛嘆混じりに応えてくれるのが、ちょっとしたエリート気分だ。NPCにマインド・リーディング(読心術)が試せるのも面白い。


心の声「山賊を捕まえれば、わしがキャプテンじゃ、ウヒヒ」

スクリプト・ドリヴンという感じが目立つクエストも、まぁそこそこだ(解決のスイッチを入れると、勝手に終了というイメージ)。


耳元でRosebudを囁くと帰巣する“走るベーコン”は、刑事コロンボの『攻撃命令』へのオマージュか?

ただし、明らかに悪い印象もいくつかある。

村と谷を行ったり来たりのお使いが多く、変わり映えしない舞台に飽きた(解決を報告しにいちいち戻らねばならない)。テレポーテーションの効力を持ったShrineの位置は、どうみても使いにくい場所にある。

それに、やぐらのクエスト、あれは頂けない。何も起きているようには見えないのに、間近に近寄ると、いきなり、やぐらの上にNPCが登場して、「ゴブリンに襲われて降りられない、助けてくれ」とくる。これでは視覚的な情報を提示できないローテクな前時代のやり方ではないか。今は見た目通りのレンダリングによって、プレイヤーは視覚情報を得るのだから、遠くから見てやぐらに人影が見えなければ、イベントで唐突に現れるような事をやらかしてはいけないだろう。

ダンジョンの地図も頂けない。“戦場の霧”が無く、マップを開くと終端まで判明してしまう。未踏査の部分は隠されていなければなるまい。

ゲームエンジンがGamebryoという事もあってか、プレイフィールはOblivion…ではなくて、むしろ兄貴分のMorrowind(同エンジンの旧作を使っている)に近いと言えよう。飛んでくるファイアーボールを身軽に避けて、マジックミサイルで反撃といった戦法は、本来Morrowindが目指していたところではないかと想像する。(なお、Morrowindでは、移動速度や操作性などに起因して、残念ながら、巧みな戦闘体験を追求することは難しい)

屋外と屋内の往来時に発生するローディングも同エンジン共通の難点だ。Divinity IIでは、表示されるロードスクリーンが宜しくない。水平方向のローディング・バーの中を蒼い光が行ったり来たりする。光の明滅の方が早く、逆に実際の読み込みが遅く感じる。それに、多分に早くない。

セーブとロードも頂けない。所用時間も掛かる上に、コンソールのベタ移植という感じで、ポップアップをいちいち閉じる手間がかかってしまう。煩わしさは、まるでFFXIVのようだ。

その辺にあるコンテナから物を取り放題なのは、旧来の、いや旧作譲りの特徴という事で我慢して、Gothic 4にぶつけた「AIが無い」という批判は言わないでおこう。少なくとも、Divinity IIのNPCは、Gothic 4よりも“キャラが立って”いるのだから。(順序からするとDivinity IIの方が古いわけで、この評は時系列としておかしいが、私的に体験した順序に基づいて感想を書いている。ご了承を)

スキルシステムにはこれと言って目新しい要素は無いけれども、インターフェースの独特さに新味は感じた。この「初めて遊ぶRPGだ」という感覚が私は大好きで、TESやFallout、Gothicといった定番化した続篇では味わえない緊張感にワクワクする(Fallout New Vegasを遊ばない負け惜しみとでも受け取ってくれ)。

良いところは、クエストを終えると提示されるRewardだろう。いくつかの候補から好きな物を選べるという点が新しい。

ChurchでGhostを倒す(“To Lay a Ghost to Rest”)までは、筋運びも軽く高揚感もあった…。しかし、その次がどうも良くない。敵と言えば、スケルトンとゴブリンしか出てこないし、急にタフでヒットポイントを削るのが大変になる。骨のある戦闘の頻度が高い割には、PCの成長速度が遅く、利用できるスキルが大して揃わない。

ドラゴンスレイヤーという者達は、追う対象に近づく為に、自らをも竜と同化するような儀式を行っているようだ(そういえば、Dragon Age: Originsにも似たようなシーンがあった)。ところが、これを終えたばかりでは敵に利用される恐れがあるから、おまえは留守番だと、女教官Rhodeから言われてしまう。竜狩りのはずだったのに! しかも、敵のドラゴンナイトは最後の生き残りらしく、これを逃すと金輪際、機会は無いらしいことが主人公のセリフから分かる。

(プレイヤーがマップの先に行ってみたくて、)未練のある主人公は、竜狩りの場所に近づいていった。すると、どうだろう。ドラゴンスレイヤーの宿敵にして裏切り者であるドラゴンナイトTalan(またも女性)にまんまとひっかかって、自らもドラゴンナイトと化してしまう。ちなみに指導者の女性率が高いゲームだ。主人公は男性を選ぶといい。

このドラゴンナイトになってしまうくだりの演出がいまひとつで、ワクワク感が冷めてしまった。マニュアルを読むとドラゴンを操縦できるらしいことは端から見て取れるし、安易なプリレンダ・ムービーの挿入のおかげで、強引な印象が強い。もう少し、なんとかならなかったのか。

頭の隅で女の声が聞こえる妙な存在になってしまった主人公は、訳も分からず更にマップの先を目指すのだった(つづく)。全く同じ方法で、昔、Xanaという女スピリットに導かれた覚えがあるな、Dark Messiah of Might and Magicで…。


どこかで見たことのある表題が…。『ドラゴンのABC』? バーバリアンじゃなく?


中身は至ってまともだった。カンベリーのC…とかじゃなかった。


ちょっと面白いのが、戦闘中にポーズをかけてアイテムやスキルを発動できるシステム。アクションは苦手という人にはいいかもしれない。


従来のハイ・ファンタジーとは趣の異なる『魔法船が飛ぶ世界』は、食傷気味のRPGの中では、かなりのアピールがある。少なくとも序盤は。
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