名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

原点回帰のマンネリズム、打破なるか?

全体の作りとしては、Gothic I(あるいはII)への回帰を狙っていると考えられる。舞台を小分けして、物語主導で行く先が広がる方式が踏襲されている。代わりに、オープンエンドの要素はだいぶ縮小した。Gothic 3やOblivionとは比べものにならない。


ゾウリムシもとい、ミートバグも健在だった。

リソースはグラフィックへの比重が高く、天候の変化、動的な影生成をする日照、ノーマルマップが施されたオブジェクト(岩肌や人の顔)、LOD制御された植生など、景観の美麗さはシリーズ随一と言っていい。ただし、HDRを有効にしている制限か、デフォルトではアンチエイリアシングがオフとなっているように見える(nVidia系ボードの場合)。

イベントはプリレンダのムービーを再生する形式(WMVフォーマット)。これほど描画性能が増していながら、インゲームエンジンによるイベント演出が無いのは惜しい気もする。もっとも、プリレンダ・ムービーであれば、エンジンの描画範囲やアート・リソースに束縛されずに自由な表現が可能という利点はある。

原点回帰はいいとしても、グラフィック以外ではパワーアップしておらず、あまり工夫がみられないGothicを冠したタイトルに存在意義はあるのか、なんとも微妙な感じだ。従来作がどうであれ、単に継承するだけのマンネリでは喜べない。

従来作との主な相違点(○△×は私の主観による印象):

○戦闘 前転による移動で位置取りを自在に行えるようになった。活用すれば、敵を側面や背後から攻撃することもできる。敵は固有のパワーアタック(イノシシの突進なども含む)をかけてくるが、あらかじめエフェクトが表示される為、避ける事もたやすい。通常の攻撃は、盾による防御でダメージを若干割り引くことが可能。戦闘が容易すぎて歯応えがない場合はオプションでHardかGothicを試すことをお奨めする。PCが良好な装備を確保すると、比較的すぐにオーバーパワーとなる傾向があるようだ。

×ポーションがぶ飲み 戦闘で削られたヘルスは、ヘルス・ポーションに割り当てたキーを連打することで即時回復する。難敵と対峙した場合、極端な話、ポーションさえ常備していれば勝つことが出来る。また、戦闘後に包帯を使用するとヘルスを全快できる。

△クエストマーカ クエストの目的地を示すマーカが地図に表示される。要するに、Oblivionのそれと同等の機能。ログブックから“クエストのハイライト”を選択しなければ、表示を抑制できる場合もある(主にサイドクエストの場合)。

×NPCの挙動 AIが仕込まれていないようだ。私物は奪われ放題。モンスターは眼中に無し。スクリプト制御しているかどうかすら怪しい。友好的なNPCの面前で武器を抜いても、何も反応がない(仮に攻撃しても“空を切る”ように出来ている)。Gothic IIでは、こうした部分は現実的に作られていた。

×クラフト 肉に火を通したり、薬草からポーションを作ったりする事に、専用の作業台(たき火やワークベンチ)を必要としなくなった。便利な反面、道具もなしにそれらを可能とするのはロールプレイングとして問題がありそうだ。

×ベッドの意義 睡眠を取ることで時間を進ませる(あるいは体力全快)、といった事が出来なくなった。

△ラーニングポイントと師匠 レベルが成長すると、スキルにポイントを直ちに割り振れるようになっている。師事してお金を貢いだ上でスキルを伸ばすというこれまでのしきたりが解消された。便利ではあるが…。


書籍を手に取る事により、いわゆる“やり込みクエスト”が開示される。


なぜか、いずれも「あるアイテムを30個揃えろ」というものばかりだ。


クエストのハイライト表示は止めること(Remove)もできる。


肉をグリルするのに火は要らない。便利すぎるクラフトメニュー。


クラフトできる材料が貯まると、Craftingアイコンが教えてくれる。


インベントリーに工夫は見られない。現状の装備品との性能が併記される(比較できる)といった趣向は無し。


景観は綺麗で雄大。雰囲気はいい。もっとオープンエンドだったなら…。


Gothicの近代史や事件は継承されている模様。Myrtaniansがどうとか言われると、昔冒険したよなぁと感慨深い。
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[ 2010/10/15 02:30 ] ■RPG ArcaniA - Gothic 4 | TB(0) | CM(2)
No title
購入しました、戦闘に関しては良いとは思いますね。
それ以外は・・・微妙な意味を理解です。
カジュアル化目指して、Gothicを他と比べての面倒煩わしい部分を好んだ層の求めていた(ゲーム的なペラペラでは無い厚みの有る)部分が削ぎ落とされた作りですねぇ。
NPC達に関しても贅沢は言いませんが、せめて良く居る「ここは〇〇の村です」のみのスピーカー的存在にはして欲しく無かったですね。(何しても無反応は寂し過ぎます)
特に前作では主人公と思えないほどの世間の冷たさ、お金が(職=クエスト)無ければ草を噛じるしか無いとか好きだったのですが。
上記等は正統後継作のRisenの方がある程度Gothicしてましたが、まぁまだ始めたばかりですから先を期待しつつ(懐かしい顔にもまた会えるかと)進めたいと思います。

しかし、個人的に焚き火で肉が焼けないのはショックでした・・・
[ 2010/10/16 17:00 ] [ 編集 ]
Re: No title
『焚き火でお肉』は、ボーイスカウトでなくても、男のロマンですよねぇ。いや、ガールスカウトでも全然かまいませんが。
[ 2010/10/17 02:20 ] [ 編集 ]
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