MechWarrior Online

機動戦士ガンダム バトルオペレーションがあまりにアレなので、元祖的なこちらもプレイしてみました。第一声は「つまらない」。昔と違って、Xbox360コントローラーがほぼ標準だというのに、X軸Y軸の割り付けが素直にできず、対応するコンフィグがデフォルトで付属しません。割り付け可能な機器はジョイスティックと多ボタンマウスだけでした(さもなければ普通のマウスとキーボード)。提携済みメーカーでもいるのでしょう。

インストーラーの時点でまず困りました。インストール先がCドライブ限定なので。今どきインストール先を選べないのも珍しい。システムドライブが年々肥大するWindows 7の仕様のために、75GBも用意してあったものがもう残り10GB余り。これでは数ギガのゲームでも敬遠したくなるってもんです。

困った私はどうしたかというと、インストール済みフォルダをそっくりコピーした後で、アンインストールしました。一般的には動作に必要なレジストリまで削除されますので、フォルダのコピーだけでは動作できない場合が多いものです。が、このMechWarrior Onlineはフォルダのコピーだけで動きました。なおのこと、Cドライブ強制インストールの意義が不明です。

メックの操縦は往年のゲームとほぼ同じです。走行し続ける下半身と別に、砲身たる上半身を左右に振ることができます。ゆえに、相手の周囲を縦横無尽に動きながら弾を当てるには複雑な操縦が必要です。だから、Xbox360コントローラーでも遊べるくらいの簡略化もあって然るべきだと思いました。

マッチングは8対8のつぶし合いかリソース集めで、ガンダムと似たり寄ったりです。プレイヤーレベルによる区分けは選択できず、自動マッチングのみとなります。ガンダムと違うのはリスポーンが無いことで、倒されると試合終了まで他人のプレイを覗き見することしかできません。これが虚しいのなんの。試合時間は15分かどちらかが全滅するか勝利条件が満たされるまで。

軽量級メックは機動性が高いものの装備が貧弱。重量級メックは装備が優れるものの鈍足。と、両極端で正反対となる中、自分の戦術・技量に見合ったメックを選びます。初めはメックを持っていないので、トライアル・メックで参加し、お金が貯まったら自分のメックを買います。

メックのカスタマイズは制限重量内での同種武器の変更に留まります。武器以外の装甲や各種装備は追加可能ですが、ハードポイントには各種武器の個数制限があり、異種武器で大胆に換装することはできません。武器属性の付かないハードポイント(例えば頭部とか脚部)に武装を施すこともできません。カスタマイズの醍醐味はシングルプレイヤー用に販売されていた過去のゲームの方があったと言えます。

戦闘ではとりわけLRM(長距離ミサイル)の効果が高いようです。重量級メックでは動作が緩慢なので、こうした誘導ミサイルに頼ると大変ラクになります。誘導ミサイルを防ぐにはAMS(アンチ・ミサイル・システム)を装備するか、自然の障害物を利用して陰に隠れるくらいしかないでしょう。

メックは一般的に前面装甲が分厚いので、敵の後ろを取れれば撃破する可能性が高くなります。後ろを取るような俊敏性を有するには軽量級メックでほぼ決まりでしょう。その代わり、若干の操縦の馴れが必要です。

カネは例によってなかなか貯まりません。やっとの思いで940万貯めてアトラスを購入したものの、鈍足でカスタマイズも不自由と、超重量級メックが優位というわけでもありませんでした。アルファストライクを相手の正面からぶち当てても一撃で沈んでくれません。なんだか騙されたような感じ。
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テーマ : PCゲーム
ジャンル : ゲーム

ゲーム・オブ・スローンズ第9話

ネッドに辛い運命が待ち受けていそうだということは薄々勘付いていた。しかし、娘達の為にあれほど拘っていた名誉を翻すとは…。衝撃的なラストカットはコマ送りで見ると、ブロードソードがすり抜けている。CG処理のようだ。道理で落ちたかのような印象が残る。

ベイラー大聖堂(聖堂=セプト)なのに、ティリオンの逸話に出てくるセプティムは原語読みじゃ、視聴者は意味が取れないのでは? それに大聖堂そのものよりも、慈悲の心を問うたという聖人ベイラーにあやかった原語タイトルだろうに。このドラマは吹き替えだけでは情報が不足する典型かも。

意外なことはデナーリスにも。あれほど屈強そうなドロゴに危機が…。ジョラー・モーモントが、かつて語っていた甲冑の恩恵を身をもって体現する事態に。彼はずっと男を上げ続けている。その父親が(前話で明かされていた)壁の総帥だ。

ところで、カールのことを同胞がThe blood of my bloodと呼んだことに対して、デナーリスが自分はNothingではない、ドラゴンの血脈だと抗す場面がある。同族以外をよそ者扱いする嫌な言い方だったわけだが、彼女はそれを逆手に取ったわけなんだろう。日本語字幕では前者が単に「王」になってしまっているので、bloodに絡んだ意味が途切れてしまう(英語字幕に頼れば分かるが)。妖術もこの場面ではBlood magicだ。

ティリオンの場面がまたいろいろとおかしく、暗いムードの中で唯一の救いだ。笑わせてくれる。半人前!とバーバリアンどもに立てられたり、名誉の気絶をするところもおかしい。16歳当時の逸話はうぶな頃の勲章みたいなもんだな。この父親の躾が過度にしつこい。あの父親あってのサーセイとジェイミーというわけなのか。そして、おまけにジョフリーだ。

橋の一件が出てくるためだろう、オープニングCGIに橋が登場する。

ロブの一計は成功したようだ。これで、ジョン・アンバーも文句あるまい。
「おまえの言う方法ではおまえが勝つだろう。その手には乗らない」
捕虜からの勇猛な提案を蹴ることは一見、弱者を認めることのようでもあるが、若殿は部下の信頼も勝ち得つつ上手く采配を下している。

メイスター・エイモンがジョン・スノウに語る内容も重かった。さぁ、堂々の第10話がどうなるのか。見事にクリフハンガーのような気がするが…。

テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

ソシャゲ並み課金 ~ 機動戦士ガンダム バトルオペレーション

二等兵でよくわからんかった時はガンダム・ピクシーに。一等兵になったと思ったら、イフリート改に。それぞれ瞬殺されており、お世辞にも面白いとは言えない。僚機が数人がかりでも退治できなかったりと、どうやら腕の違いだけではないらしい。じゃあ俺にもイフリート一度使わさせてくれ、と思うのがフツーだろうが、調べてみるとキャンペーン期間中だけの配布で、もうカネを積んでも手に入らない。レアリティーがどうたら言われても、こりゃ不公平感が大きいよね。

今のキャンペーンで先行配備されている性能の低いジム・ライトアーマーやザクⅡFS型は二等兵でも比較的すぐに入手できるので、ピクシーやイフリートの旨味から比べると話にならない。

ガンダムブレイカーでもらえる整備手配書とやらは、スロット強化ハンガーがアンロックされる階級にならないと意味を成さない。その階級は軍曹で、二等兵から4つも上。そこまで続ける前にきっと飽きてしまう。もっとも、このボーナスは既にバトルオペレーションを長くご愛顧頂いている方向けのプレゼントという意味合いであろうが。

ようやく上等兵になったものの、設計図の出がひどく悪い。ジムLV3は完成せずに、ザクIやらザク・スナイパーやらが完成する。「参加した陣営の設計図が出やすくなる」とロードスクリーンで説明されているが、私の感触では大嘘だ。連邦に参加し続けているが、ジオンの設計図しか出ないぞ。どうせ出玉調節がされていて、プレイヤー数憎に応じてかなり渋くされているのだろう。

この手のソシャゲ方式の課金――つまり、カネを積んで確率を上げることができるけれども、必ずしも欲しい物が手に入るとは限らない――をもし海外でやったら、どうなるのだろうか。非難囂々な気がする。絵合わせのコンプガチャだけじゃなく、これも規制していいんじゃね? アイテムやゲーム内通貨のリアルマネー売買よりも実質あくどい気がするよ。とてもじゃないが、子供にやらせたいとは思わないね。中学生はむろん、高校生くらいでも、持ってるだけ注ぎ込みそうで非常に危険。

テーマ : ■PLAYSTATION®3
ジャンル : ゲーム

一等兵の記録 ~ 機動戦士ガンダム バトルオペレーション

新兵から卒業したので、他のマップを体験してみた。まずは新兵訓練と同様のベーシックゲーム。

『無人都市』は迷路状の道路をある程度把握し、なおかつ、ビルの屋上といった高所も警戒する必要があり、かなりトリッキー。建物の陰で腹ばいになればレーダーからロストし、これを利用することもできる。

なお、『無人都市』での大人数による「制圧戦」は戦略・戦術的に高度なため、とても面白そうという感触を受けたのだが、野良マルチでやるには少々複雑かもしれない。確保した中継地点の防衛と、中立及び敵制圧下の中継地点をどうやって奪取するかを、手軽に相談したり指揮できたりすればもっと楽しいだろう。

『軍事基地』『砂漠』は、汎用機での狩りが楽しいお気楽なマップ。『軍事基地』は丁度『無人都市』と『砂漠』を折衷したような要素を持っている。障害となる構造物が無人都市ほど過密ではなく、ある程度開けた空き地があり、また陰に潜むことが可能な低い建築物もそこら中にある。

『砂漠』は新兵訓練の『山岳地帯』と似た要素を持っている。片方は曲がりくねった通廊で、もう片方は開けた空き地(砂漠)となっており、丘陵の起伏と人工物の残骸が適度な遮蔽物を構成している。『山岳地帯』ではこれが「トンネル」と、アーチ状の連絡口で繋がれた「谷間」に相当し、要旨をぎゅっと圧縮した案配になっていた。

砂漠では遠くまで見晴らしが利くため、支援機による長距離からの砲撃もそれなりにやり甲斐がある。

『採掘所』は特定の支援機向けのマップ。普段はお荷物なガンタンクなどが活躍できそうだ。すり鉢状の採石場(鉱山)とおぼしき窪地が両陣営の中間にどーんと構えている。このギャップを飛び越えて砲撃をできる機体は支援機の中でも限られたものだけ。

さらに、歩兵だけが通過可能な峡路が、並んだ中継地点の狭間にある。この二つの中継地点はモビルスーツでなら迂回しなければ到達できない。この隘路を上手く利用することも戦術のひとつではある。ただし、いかにも見え透いているので、どうやって相手の裏をかくかという面白味しかなさそうだ。

個人的には『軍事基地』と『砂漠』が小競り合いに向いていて楽しめた。余りに狭い場所ばかりでは、いわゆるマニューバのようなものが制限されて、複数対複数の討ち合いを楽しめない。その点、この二つのマップには適度な空き地と遮蔽物がある。軍事基地ではさらに戦略上のオプションも多彩で、中継地点を取ったり取り返したりという醍醐味もある。

モビルスーツの基本戦術は、それこそ小手先の小技のようなものがメインとなり、アクションの醍醐味ではあるものの、マンネリ気味は否めない。強化した兵装とレベルの高い機体に勝ち目がある。さもなければ、群れて連携行動の上手い方が強い。ジオンと連邦でも長短あるようだが、私の印象では連邦の方が扱いやすかった。

いずれにせよ、階級が低い内はジムかザクのマイナーチェンジしか操縦できない。ひとつ上の階級の者がガンキャノンやらグフやらドムやら、あるいはつい先日終了したキャンペーンのガンダムピクシーやらを駆っているのを見ると非常に羨ましいばかり。弱体化させた「先行配備」仕様なレベル1機体をリアルマネーで早期入手させてくれてもいいんじゃないかな。でないと早々に飽きてしまいそうだ。

テーマ : ■PLAYSTATION®3
ジャンル : ゲーム

機動戦士ガンダム バトルオペレーション(PS3)

モビルスーツを操縦しての三人称視点PVPではあるものの、カウンターストライクのようなPVPと基本的に同じで、ロボットものという感触が薄い。操縦らしく感じられる要素は、銃撃等によるオーバーヒートと動作時のウェイトくらい。

モビルスーツは容易に何度も壊れ、その度に戦線復帰(リスポーン)する仕様。メックウォーリアーのように部位装甲が保つ(固い殻を削っていく)仕様ではない。ちなみに部位は上半身と下半身しかない。前面・背面の別すらない。装甲ポイント割り振り制でもない。

モビルスーツの機体、武装、各種レベルによって総合的な強さが変化。並みのザクやジムより優位な機体もある(被撃墜時のコストを割高にしてゲームバランスを維持)。

マルチプレイの全員が対等のスタートラインに立って競技できるわけではない。例えば、各自等しい建造ポイントでモビルスーツをカスタマイズして挑むのではない。開発可能のアンロックは図面の有無と蓄積%で決まるため、運任せ。

経験を積んだ者は自身の技量以外に機体や兵装で優れているため、それらが初期値となる初心者ではかなり倒しにくい。プレイヤーレベルの区分けは“階級”となっているが、同一階級内でも比較的幅(1~10)がある。

ゲーム内インストで初心者に伝わりにくいこと

・連続で格闘攻撃を決める方法
 格闘用機体でないと連続の格闘攻撃は行えない。やり方の説明はゲーム内に無いのではないか? 少なくとも、私は分からなかった。左スティックの方向3通り+ボタンで行える。

・格闘武器で一方的に攻められた瞬間の対処法
 タックル(成功すればグラップル)

・熟練者がよく仕掛けてくるコンボについての説明は最低限欲しい
 a)タックルの無敵時間を利用して直後に格闘
 b)バズーカを直撃させ、ひるんだ隙に背後から格闘
 c)格闘機で支援機を攻撃すれば有利という三すくみの活用
 (これをとりわけ優秀な格闘機で行ってくる)

・HPバーが白く光っている時は無敵状態
 無駄弾を撃ってしまいがち。

・カバーアクション
 拠点周辺では“隠れる”というインフォメーションの出る場所がある。

・パイロット特殊アクションの“ユニット修理”
 リペアツールを選ぶ。

新兵実戦訓練(ベーシックゲームの練習)

主に、敵機の撃墜数でポイントを稼ぐか、敵拠点に爆弾を設置して破壊するか、の二通り。

ザクキャノンのような鈍足で重火器の支援機がいるならば、おそらく拠点防衛の方が分がいい。友軍機の破壊を最小限に抑えつつ、敵機を殲滅できそうなので。野良マルチではチームワークが取れずに、孤立したザクキャノンが標的になりやすい。

汎用機と格闘機のみなら、敵のウェーブを見て、適宜攻防を切り替える。敵拠点が手薄なら攻めていく。

新兵用の山岳マップでは、友軍拠点のごく近くから進入できるトンネルが右端に開いており、そこを通過すれば敵拠点まで一気に進むことができる。敵も立場は同じなので、敵機と鉢合わせする場合もアリ。大概の初心者はこの通路の存在を知らないので、中央の道だけ防備を固めていて、いつのまにか爆弾を設置されてしまう。

■ガンダムブレイカー(PS3)― βリリース■

前述のバトルオペレーションよりさらに手軽なごり押しアクション。モビルスーツ実機ではなく、プラモデルを模しているとのことなので、操縦している感じが皆無。三人称視点のアクションシューターライク。

標的の距離に応じて自動で格闘・射撃が決められてしまう。その上、標的ロックを複数の中から簡便に切り替える手段がない(カメラ視点の横移動か視点リセットで代用するしか)。近づいてきた敵にボコられているのに、ターゲットロックは遠方の敵のまんまというマヌケな事態が多々。ゆえに、非常に大味なゲーム性。

カスタムの程度は前述のバトルオペレーションとそっくり。拾うことができたパーツによりけり。会した一同が公平なスタートラインでない点も同様。

マルチプレイの他、シングルプレイで練習することができる(片やバトルオペレーションはマルチプレイのみ)。

味方が倒れた場合、制限時間内に蘇生処置をすれば、その場で復帰してもらえる(バトルオペレーションには無い仕様)。

3種類のEX技と8通りのアイテムが登録できる。しかし、エース級の敵が撃つ破壊ビームですぐに昇天させられてしまうので、やっぱり大雑把。ボス戦は、まず被弾を避けてからタイミングを見計らって反撃という作業感のある面クリア方式。ミッションによって細かな条件が異なる(制限時間の有無など)。

バトルオペレーションの方がまだ戦略・戦術的なゆとりがあると感じるので、私はガンダム・ブレイカーを早々に見限ることにした。

テーマ : ■PLAYSTATION®3
ジャンル : ゲーム

ゲーム・オブ・スローンズ第8話

この物語の特徴として、甘くないというものがある。浮世の風は冷たいのだ。まさに『冬来たる』。暗澹たる先行きが垣間見えて、なんとも居心地が悪い。よき登場人物にはよき結末を望みたいじゃないか。

ロブ・スタークが父ネッドに代わって全軍を指揮すると、老練な旗主(ジョン・アンバー)がいちいち突っかかる。ここで意見を曲げないことこそ、当主の息子たる所以だ……。

ところで、こうした老人は世の中に必ず居る。愚直な反応をしてくる人物はずる賢くはないが、指揮系統にとっては混乱の元。ロブの立場であれば、取るべき対応はひとつしかない。しかし、我々のような社会に暮らす民草であれば、どうだろうか。

例えば、自分の意見が正しいことが周知だったとして、あなたは反りの合わない愚かな上司に敢えて挑むか? これは難しい。明日の生活を考えると、一時の勝負に出る気にはなかなかなれない。そこで勝ちを収めたとしても、まだ後が続くことに気をつけねばならない。さらに、大概においてこうした場ではそもそも優位にならない。それこそ周囲の力関係が自分に有利に働いている必要がある。適当に我慢して躱すのが世の習いではないか?

ヴァリスのセリフがこうした力構造を巧みに表現している。
「きみは誰の味方なんだ?」
「国家ですよ、もちろん」

ロブが敵の斥候を逃したのには他にもわけがあるのだろう。敵の判断に隙を作る結果となればよいが。

スターク家の末息子が久しぶりに登場。居たんだね。

ディナーリスがどんどん頭角を現し、ドラスクのしきたりにまで口を挟む。ドラスクの男にとってはさぞや生意気で邪魔なオンナだろう。カール・ドロゴの理解と愛情を笠に着やがって。虐げられてきた者が似た境遇の者に抱く同情こそ視聴者には伝わるけれども。

サムウェルが賢いことが徐々に披露されている。それに比してジョン・スノウはどうした? 叔父の行方不明、エダード王の謀反でどうにも落ち込まざるを得ない。ホワイト・ウォーカー(ないしはその攻撃を受けた者)はいわゆるゾンビの類らしいことが判明。まだこのままでは設定としてありきたりで弱い。昨今はゾンビブームだったから。もっと補強されることを望む。

ティリオンの色仕掛けならぬカネ仕掛けは、相手次第で大変良く通用する――人並みに知能のある相手なら。タイウィン・ラニスターとの面会は興味津々。互いに知恵ではいい勝負だろう。あのジェイミーですら半人前扱いをする父親だ。

サンサ・スタークは困ったお嬢さんだ。知恵は幼子から発せられるとはよく言ったもの。グランド・メイスター・バイセル、ちっとも耄碌してないな。初登場では今にも引退しそうなくらいだったのに。

バリスタン・セルミーとジョン・アンバー、この二人は年老いてもなお威勢のいい男として好対照だ。もっとも現実にバリスタンのように有能な好人物は少ないと思うのだが。彼はスターク軍に味方することになるのだろうか?

ブレーヴォス人のダンス教師に栄光あれ! 



テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

The Girl (ティッピ・ヘドレンと巨匠)

近年ヒッチコックの裏話が映画化されている。ハンニバル・レクターを演じたアンソニー・ホプキンス主演の「ヒッチコック」も日本では4月に公開予定。

ヒッチと呼ばれていた巨匠。『鳥』の主役に抜擢されたのはTVのCMに映った金髪モデルだった。
「彼女はどう? 笑顔が素敵だわ」奥方のアルマがヒッチに言う。
その娘こそ、ティッピ・ヘドレンだった。スウェーデン出身の彼女は若くして離婚した一児の母。女優業は初めてだ。生まれつきの金髪、グリーンの瞳。

ヒッチは「まだ隠れている何かを感じさせる」とカメラテストで既にティッピを大変気に入った様子。
ティッピの方も「彼はとても紳士的な英国人だわ」と評していた。ところが……。

餌付けしたカモメが逃げ出してその日の撮影がオジャンになった帰り道。ヒッチとティッピを乗せた車という密室。巨匠はいきなり彼女に覆い被さると唇を奪って胸をまさぐる。

驚いたティッピは、巨匠のセクハラから逃げて車を降り、皆の前で宿泊所へと駆け込む。彼女は持ち前の冷静さとプロ根性でこの事件を頭から追い出そうとする。

翌日の電話ボックスの撮影。彼女は努めて平静を装う。ヒッチも何事も起きなかったかのように振る舞う。しかし、その口調は陰湿だ。
「震えているね。スタジオが寒くなければよいが」
作り物のカモメが電話ボックスのガラスを割ると、破片が彼女の顔と腕に突き刺さる。

そこから巨匠の要求が厳しくなるのだった。それはまるで拒んだことへの仕返しのようだ。本物のカモメが飛ぶ中で、襲われる芝居をほぼ半日やらされる。周囲の者達もこの撮影の異常さには気が付いていた。意固地な老人が金髪美女を屈服させようとしている。何故? 理由に心当たりがあるのは、秘書と夫人とジムと主演女優付きのスタイリスト。しかし、誰も老人を止めることができない。

ティッピはこの一件で精神的に参ってしまう。しかし、一週間後、見事なプロ根性で撮影現場に復帰。『鳥』は無事クランクアップし、次回作の出演契約も順調に進んでいく。同時にヒッチの執拗な要求もエスカレートしていく。

かつて巨匠であった男は若さに嫉妬している老人だった。イチモツは勃たず、若さの為なら何でも売り渡すとジムにこぼす。クリスマス・イブの夜には愛しい金髪女性に熱烈な電話をかけ、一緒に住もうと仄めかす。見咎めた奥方はとうとう家を出て行ってしまう。

「誰も見ていない。触ってくれ」ヒッチはスタジオで彼女を求める。
『マーニー』の撮影。それはまさに金髪のティッピを裸にして征服せんとする老人の欲望そのものだった。ティッピはその意図を知るにつれ、老人の恐ろしさに自分を失いそうになる。
「あの人が私の中身を全部絞りだそうとしている!」

健気なティッピは頑なに老人を拒み続け、そしてラストカットを撮り終える。巨匠は最後にカットと声をかけるしかなかった。それはマーニーが解放され、再出発の自信を取り戻したと同時に、ヒッチが敗北を認めたようでもあり……。

編集試写中、夫人がヒッチの元へ帰ってくる。
「髪を染めたくらいであの娘を屈服させたことにはならない。あたしなら、もっとあなたの意図に沿ったアイデアを出してあげられる」

………

この映画、まず見て思うのは、巨匠も壊れかけの老人に過ぎなかったということ。人間、老いるとどこかしら崩壊が進んでいく。男性の場合は幼稚化(わがまま)が多くなるように思う。ああした映画の構想や主張を臆面も無く出せるということは、やはりどこかしらに普通とは違う異質な、いわば変態の素質を大事にしたようなところがあるわけだろう。そのタガが外れれば不味いことにはなる。

さもなければ、誰の中にもあるアブノーマルを、テーマにできるほどに濃縮して取り出すのが上手いというわけで、その過程は自分の欲望を強化してしまう手段にもなり得る。カメラを前にしたスタジオというのは、不思議にも魔法の命令が下せる結界でもあり、そこに囚われた俳優という生身の人間はややもすると犠牲者になりかねない。ある種のパワハラに近い。優れた映画の為に故意に刺激をしているのだという弁解は通用しないかもしれない。

この映画は客観的な暴露として受け取れるだろう。場合によっては自意識過剰な女優が、有ること無いことを著者に語った(映画はノンフィクションを原作としており、ライターによる取材が元になっている)と邪推することも可能だ。しかし、ヒッチ周囲の人間の応対の描かれ方をみるに、まんざら嘘でも無い事実に思えてくる。彼らはそれを知っていたが、巨匠の人となりから、敢えてダークな部分に踏み込むようなことはしなかった。ヒッチはいずれにせよ権力者でもあった。権力を笠に着た台詞が劇中ではある。

ただのセクハラ爺の映画というばかりでもない。若い女性からすれば嫌な体験には違いなかろうが、男性の老いへの悲しみのようなものも感じられる。若さ、美や活力への執念が映画製作という情熱に転化しているとも受け取れる。

人間どこかしらに願望充足を求めることは自然だ。果たせないからこそ、作品という形を借りて昇華できる。巨匠もリア充ではないらしい。不運にして監督の標的となった女優はお気の毒だが、作品には監督の欲求から女優という人間の心血を経て再現されたテーマが、上手いことカタチになっている。その不可思議な過程をこれまた映像表現という同じ媒体で説明してくれる手法が大変興味深く、面白い。これは文字から発せられる結論とはまた違う意味の拡散性を持っていて、人間の数だけ受け取り方が存在できうる。それこそがキモだ。

老いを経た夫婦の在り方の再確認という見方もあるだろう。夫人アルマが亭主のもとへ戻ったのは何故か? どうして欠点を知りながらも亭主の横暴を許すのか。連れ添った男女にはセックス以上の関係が出来上がっている。

若い女性にとっては、強い自己を持つとはどういうことか、啓発にもなりそうだ。ティッピではない出世欲のある現代的な女性だったなら、売名のために老人と寝てしまってもよかった(もっとも、老人の欲求は単に寝ることくらいで満たされたとも思えないが)。老人より上手(うわて)な女性であれば、監督の采配を手玉に取ることすら可能だったかもしれない。枯れた老人の野心が性欲なら、これだって立派な野心だ。そうせずに自分を安売りしないことの意義を考えてみるのも悪くない。

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

ゲーム・オブ・スローンズ第7話

今回は嵐の前の静けさとでもいうような停滞感の漂う流れ。ポイントはいくつかあるけれども、6話の盛り上がりの後だとどこに期待して視ていいものか。

リトルフィンガーの野心。娼婦に熱っぽく語っている胸の内がラストで利いてきますなぁ。これはしてやられた。

ちゃっかりネッド。正当なる後継者としたためてしまう。ロバートが単なるデブでないことはもう既知の事実で……。サーセイはつくづく嫌なオンナ。一方でネッドの石頭ぶりに、ものは程度だろ……と思わずにいられない。

ドロゴはスターゲート・アトランティスのロノン役の人だ。現地語ばかりでちと可哀相。騎馬民族だから、モンゴルっぽい人種であるべきなのかも? 

すっかり復讐の王妃が板に付いてきたデナリス。ロバート王の命令が皮肉にもドロゴを焚きつける結果となる。恩赦を得たジョラー・モーモントは誰に付くのか?

ジェイミーのシーンはわずか。ラニスター当主を演じるチャールズ・ダンスの存在感がすげぇ。ティリオンはお休み。

好青年ジョン・スノウの先行きにも暗雲が。ホワイト・ウォーカーも不安の要因ではあるが、意地悪教官との確執に早くケリを付けて欲しい。

シオンはなぁ、どうにも煮え切らずしようもない悪ガキにしか見えない。どこまで女好きなんだ。

それから、シティウォッチの槍の貫通力! あんなにも太い槍がチーズに穴を空けるように簡単に突き刺さる。シティウォッチの槍術はきっと七国一なんだろう。


Westeros Map

テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

The Lost Legion対応カード勝手訳

基本ゲームの和訳カードです。エキスパンションで改正されたルールに基づいています。新カードは含まれていません。なお、基本アクションカード、サイト描写カード、タクティックカードは後日追加の予定です。

今回はカード背景を画像としました。これをカラー印刷した用紙をカードの半分のサイズに切り取り、英語カードの上に重ねた状態でカードスリーブに入れて使います。

ダウンロードはこちらから

サーバースペースが足りなかったので『Star Trek: Fleet Captains エンカウンターカード用シール』のファイルを削除しました。ご入り用の方が居る場合、ご連絡下されば何か考えます。

テーマ : ボードゲーム
ジャンル : ゲーム

スペースアラート日本語版 到着!

Kickstarterのように、出資者を募って印刷費を賄うという試みで販売計画が進められたスペースアラート日本語版。販売はニューゲームズオーダーさん。私は寄付つきプレオーダーに応募しました。

発送済みで7日着とのご連絡を昨日頂いていましたが、なんと宅配業者が早く持ってきちゃった。さっそく開封の儀。

寄付つきプレオーダーの特典その1。通常版の注文者より早く遊べます。空輸で刷り立てホカホカ。

寄付つきプレオーダーの特典その2。内箱に出資者として名前を入れてもらえます。


寄付つきプレオーダー(と通常のプレオーダー)の特典その3。ミッションカード付き。


一般販売分では、各自がホームページからダウンロードして印刷する形式とのこと。

日本語版のカード:脅威カード。


細長い判型なので、一般的なカードスリーブでは収まらないですね。紙質はつるつるで比較的丈夫そうですが、厚さがやや心許ないかな。MageKnightのものよりはマシですが。

言語依存があるのは、実はカード類と…


…CD-ROM(mp3ファイル)とルールブックだけだったりします。


音声はローカライズの鬼門ではありますね。今ならヴォーカロイドで作るとか、いろいろ知恵を絞れるとはいえ。

このCD-ROMは6カ国語版。日本向けmp3ファイルは女性声バージョンですので、BGGにアップロードされているものよりも聞き取りやすい。他の国々は例のトースター・サイロンみたいな声でした。

テーマ : ボードゲーム
ジャンル : ゲーム

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