名 作 R P G を 遊 ぶ (か も) 2

洋ゲーRPGや非電源ゲームを扱った頁でしたが、最近はユルいジャンルになりそうです

ストーリーを12時間ほどでクリア - Blades of Time

上手い人はもっと短い時間でクリアできる。ストーリーモードは短め。ガチで戦闘が楽しめるフィールドの数をもっと豊富に揃えて欲しかった。足りない分はハードの2周目とマルチプレイモードで、…ということなんだろうけど。

Ayumiちゃんは一体何をしたかったのか? 以下ネタバレ有り(クリティカルな単語は白文字にしてある)。

整理すると…、『望郷』へ派遣されるには選ばれるのを待たなければいけなかったんだけど、生来の短気でAyumiちゃんと相棒のゼロは、ギルドの寺院に乗り込んで龍玉を無理矢理使って『望郷』へ転送される。

龍の財宝が何かを知らない(んな阿呆な!)Ayumiちゃんは、相棒のゼロともはぐれてしまう。ガーディアンから龍の道こそが財宝と聞かされると、龍の精霊の言う通りに、そして、むしろ、帰り道になる龍玉が目的地にあるという推測で、先に進んでいくことになる。

ごく最初の場面で、モンスターを倒して集めたソウルと引き替えに謎の石像が援助を申し出るが、結局これもどうやら皇帝の計略のひとつだったようだ。

途中でゼロとミシェルと合流するが、またもや一旦別れ別れになってしまう。このゼロ&ミシェル・サイドを扱った顛末がDLCで、スカイガードを仲間にした集団戦を楽しめるものの、基地を脱出するまでしか扱われておらず、分量としては小粒。

龍の道を進む内に、龍の寺院を巡る種族間の協定が破られてしまう。Ayumiちゃんが龍の寺院に入るとカオスの皇帝が復活してしまうのだ。そこでスカイガードはそれを阻止せんとAyumiちゃんの前に立ちはだかる。

結局、全ては皇帝(=ギルドマスター)の陰謀だった。チャンチャン。ギルドマスターが望郷とこちら側とをどうやって往来していたのか、ギルドマスターは洗脳されて支配されていたのか、はたまた、かりそめの姿を投影していただけなのか、ご都合主義でよくわかない。

ところで、『望郷』って英語だと『ドラゴンランド』なんだよねぇ。邦訳は最初こそ『龍の望郷』と誤魔化してるけれど、以降はただの『望郷』。これじゃ、まるで意味が分かんねぇーよ。古の龍族が強大な文明を誇っていた云々の背景説明なんだから、名前を変えちゃ駄目だろう。『龍郷』だったのを誰かが勝手に変えちゃったのか? 

さて、2周目となるハードモードでのアクションはなかなか面白くなった。全てのアビリティが使用可能であるし、都度装備を変更することで、特定の戦い方に特化する戦術も取れる。タイムリワインドは、格ゲーの練習モードにあるような「レコード/プレイバック」よろしく、自分の複製が直前の行動を遡って繰り返してくれるだけではあるが、活用していくとそれなりの妙味を感じてくる。

戦闘でのタイムリワインドは、その場限りの分身を増産して敵の注意をそむける手段としたり、別方向からの火力を加えて盾を排除したり、あるいはスカイガード・コマンダーをダブル・フェイタルする為に用いたりと、使い途も用意されている。何より、プレイ感覚が風変わりで楽しい。ただし、「ヘルスが低下するとシャドウが出てきて加勢してくれる」アビリティも、これとよく似ている。あまりにも被る要素を、他の手段で提供してしまってはこのゲームの目玉を削いでしまいかねない。惜しむらくは、タイムリワインドで更に突っ込んだ使い途のバリエーションがあればなお良かった。

パッドでのエイムがそこそこ難しい銃器に関しては、あまり面白いフレーバーとは思わない。剣戟で全て退治できるくらいの方がいっそ望ましい。どうしても届かない相手は銃で処理することになっているが、敵の銃撃によるダメージは比較的大きく設定されている。つまり、ヤるかヤられるか、な味付けだ。プレイヤーの銃器類はソードに比べて取捨選択の巾が狭いのも問題ではないか。速射でダメージ量の大きいガトリングガンが最も有効な武器として挙げられ、他はほぼ使わないだろう。

戦闘バランスを考えてみると、敵側は即死ダメージを与えてくるような攻めであり、こちら側はヘルス回復(時間経過により使用可能で、タイミングは任意)で補填する。敵味方ともダメージを供給過剰にするよりも、プレイヤーが過程を楽しむ余裕を睨んだ抑えめのダメージ/回復バランスにした方が良かったかもしれない。今のままだと、下手な人でも回復に時間を費やせばなんとかなる難易度ではあるものの、大味だ。案の定、後半になると、スカイガードの雑魚が、この待ちプレイを妨げるようなマジックを使ってくる。

何度か捕まるとゲームオーバーになる敵『スラッシャー』は不要だったかもしれない。確かにタイムリワインドの使い途にもう一つの意義を持たせてはあるが、狭苦しさを感じてしまう。

オーダー・スフィアによるパズルはやや陳腐。もうひと工夫欲しい。時間を巻き戻す能力に関連させて、朽ちた物体を新品に復活させるSingularity(Raven Software)のパズルをヒントにしても良かったのでは。

正価はともかく、9.99ドルなら悪くない買い物だった(GamersGateは後で値付けを変更したようだ)。Gaijin Entertainmentは続篇をパワーアップして作れば、あるいはフランチャイズとして成功できるかもしれない。

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[ 2012/06/07 05:02 ] ■アクション Blades of Time | TB(-) | CM(0)

GaijinのAyumiちゃんが大活躍 - Blades of Time

セール中のLimited Edition(9.99ドル)をGamersGateで購入。評価の高くないタイトルなので出来は推して知るべし。Steam Works採用タイトル。日本語字幕・日本語音声で遊べる。日本ではコナミがパブリッシャ。ディベロッパはyuplayでお馴染みGaijin Entertainment。



主人公は女トレジャーハンターのAyumi(Cv.釘宮理恵)。ギルドから派遣されているらしい。ゼロという名前の相棒のことを気にかけていることが彼女の独り言で知れるが…、とにかく説明的な独り言が多い。

『望郷』へのポータル(?)にアクセスするために、どこかの寺院を襲うシーンが冒頭のムービー。ここで一緒に襲撃してきた大男がたぶんゼロなのだろう。この場面でも出てきた神官風の老人が、後のシーンでも登場し、Ayumiの上司(?)であるらしいことが窺える。つまり、自分が所属するギルドの寺院を襲ってでも『望郷』の財宝が必要な、のっぴきならない状況にAyumiと相棒は陥っていたようだ。

奪ったコンパスを頼りに、不可思議な異界『望郷』を先へ先へと進んでいく。武器は二振りの太刀とライフル。タイムリワインドという特殊能力も授かるが、ローブ姿の喋る石像からアビリティ・アップグレードといういかにもゲーム的な援助をしてもらう事になる。

背景説明や理由を端折って、すぐにもアクションをどうぞ! と言わんばかりの始まり方。事情がよく飲み込めないままプレイさせられるので、物語的な引きは弱い。とってつけたようなゲーム的な世界観。テクノロジーよりもファンタジー寄りのワールドだと思われるが、だったらどうしたという意義の薄そうな味付け。

Ayumiの造形はフォトリアルで悪くない出来。ビジュアルは及第点と評価できそう。アクションも派手。跳躍する高さが常人のレベルではなくて、いかにもゲーム風の嘘くささ。超人級の運動能力である理由は外見からは窺えない。ましてやあんなにヒールの高いブーツでは。ゲーム的な記号の「スタイリッシュ・アクションだからこうなんだよ」と解釈するにしても、ヒロインとしての特殊性が見えてこない。金髪のちょっと可愛いおねーちゃんが、ヒロインにしては平凡すぎる格好で、主役の座をうっかり射止めてしまったみたいだ。ファッションにこそ、もっと濃いアピールがあるべきじゃないだろうか。ブレイズ・オヴ・タイムというタイトルもパッとしない。本来必要なところに外連味が足りない。

DLC『暗い沼』がゼロ側からみたストーリーらしい。背景説明の冒頭は日本語音声があるものの、DLCの中身が始まると英語音声になってしまう。ゼロという大男をプレイするのかと思いきや、もう一人の黒ベレー帽の女(ミシェル)がプレイヤーキャラクターだ。


ミシェルはAyumiより先に『望郷』へ送り込まれたらしい。空を飛ぶ船で戻れると主張するところから、冒頭の寺院とは同じ世界であるものの距離が離れているということのようだ。

この女も厚底のすげぇブーツを履いている。とにかく、可愛いおねーちゃんを操作するのが大好きなプレイヤー向けのゲームだと言えよう。DLCではスカイガードという人外(サイバトロンじみた機械ボイス)陣営がのっけから登場し、この連中と供に闘う集団戦が楽しめる。本編はAyumiの単独行であるから、かなり変化が付けられている。しかし、黒ベレーのおねーちゃんはAyumiが使えたような特殊スキルを身に着けていない。

総じてアクションの魅力が弱い。少なくとも序盤では攻略のバラエティが薄い。そのくせ、ごく序盤の理不尽な死に方はギャグだろうか。DLCの「沼で溺れ死に」。道を外れただけで、戻れないと溺れ死ぬってどういうことだ? 異常なジャンプ力を活かしてショートカットしようとすると、崖でボールのように跳ね返って沼にドボン。本編では、Ayumi対ガーディアン戦(最初のボス戦)の場合、倒れるガーディアンの当たり判定が大きいのだろう、近くにいると死亡する。距離を置いて射撃していたはずなんだが。

ガーディアン戦の後、ようやくタイムリワインドが戦闘で使えるようになる。複数の敵を相手にした乱戦は多少は面白くなるが、重い一撃とやらを喰らうとすぐに絶命する。これを避ける戦法としては、LT+RTの空中ダッシュで敵に肉薄し、Yボタン連打で縦回転斬りしつつ、RBのアイコンが出たらフィニッシュムーヴ。この繰り返しなら、一撃を喰らうこともなく楽に敵の総数を減らせる。厄介な中ボスはタイムリワインド併用。こうなると、やはり戦術のバリエーションが乏しく、ノーマル難易度だと温い。

メニューの『アウトブレイク』と銘打たれた代物がマルチプレイ。シングルモードがあり、一人プレイ可能。自分の陣地の色をした樹を護りつつ、敵の陣地に攻め入って敵側の樹を破壊すれば勝ち。Gas Powered GamesのRTS“Demigod”を3rd Personアクションゲームにしました的なプレイフィール。自分以外にはCPUの操る味方と敵が入り乱れて闘う。

タイムリワインドとフィニッシュムーヴ以外の性能を自キャラ用にオプション選択できる。敵の樹はビームを連続照射して自キャラのライフを削ってくるので、CPUの味方大勢と供に敵地へなだれ込まないと、樹を破壊することが難しい。一定の敵を排除する等のなんらかの条件で宝箱が出現し、開けると戦闘時に利用可能なボーナスが付加される。戦績に応じて自キャラがレベルアップ。タイムリワインドが本命のゲームだけに、それが使えないマルチプレイは平凡だと評されても仕方がない。
[ 2012/06/05 12:30 ] ■アクション Blades of Time | TB(-) | CM(0)
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